departure -出発-

アンナは黒髪を腰まで伸ばした美しい女の子。彼女に初めて会ったのは寮に入って間もない頃だった。わたしは彼女に憎しみ抱きながらも憧れる。

無理やりシャワー室に押し込んだ衣装ケースにお湯をはってお風呂に入る。学生寮のパーティに呼ばれたので行ってみると、知り合ったばかりの友人が酔っていた。

授業が始まって1週間、いつも座っていた男の子は学部を転部して居なくなってしまった。日本のお風呂が恋しい。

朝、ビラルと待ち合わせしてから、授業に向かう。英語のプレゼンテーションは好評だった。日本のアニメについて語らう午後。

課題を提出し終えたので、溜まった洗濯物を洗いにランドリーに。ランドリーの隣の食堂でイギリス人に囲まれながら、イギリスのソウルフード、ビーンズオントーストを食べる。

図書館で夜遅くまで課題をやっていた。自動販売機でコーヒーを買って、眠気覚ましに図書館の中を散歩していたら、友達が居るのを見つけた。

今日もバイトに行く。慣れてきたけれど、やっぱり接客業は苦手。ボスとその奥さんはどちらも身長が低い。2人は似ているようで全然違う。私は奥さんの方が頼もしくて好きだなあ。

マンチェスターに買い物に出かける。買い物が終わった後、スコーンと紅茶を食べた。